不動産買取と仲介の主な違いとは?買取のメリット・デメリットを解説

2024-07-23

不動産買取と仲介の主な違いとは?買取のメリット・デメリットを解説

この記事のハイライト
●不動産買取と仲介は主に買主や売却期間、仲介手数料の有無に違いがある
●買取のメリットは短い期間で売却できることや契約不適合責任が免責になることがある
●買取のデメリットは仲介と比べて売却価格が低くなることや物件によっては買取できない点である

不動産を売却する際に仲介と買取のどちらが良いのか、また両者の違いがわからないといった方もおられるのではないでしょうか。
仲介と買取では売却する目的は同じものの、売却方法や流れ、期間などが異なります。
そこで、不動産買取と仲介の違い、仲介と比べた買取のメリット・デメリットを解説します。
静岡市駿河区を中心に葵区、清水区、焼津市、藤枝市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

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不動産買取と仲介との違いとは?

不動産買取と仲介との違いとは?

不動産を売却する方法は、大きく「仲介」と「買取」の2つに分けられます。
仲介とは、不動産会社を通して買主を探す方法です。
不動産会社と媒介契約を締結したあとに売却活動をおこない、買主が見つかれば売買契約を締結していきます。
一般的に不動産売却する際は、この方法を用いるのが一般的といえるでしょう。
一方で、買取とは、不動産会社に直接売却する方法です。
つまり、物件を不動産会社が買い取るため「買取」を呼ばれます。
買取の場合は、個人の買主を探す必要がないため、不動産会社と交渉がまとまればすぐに売却することが可能です。
ここからは、仲介と買取の主な違いを解説します。

買主の違い

仲介と買取では、買主に大きな違いがあります。
仲介の場合の買主は、主に個人が対象ですが、買取の場合の買主は不動産会社です。
不動産会社は買い取った物件に、リフォームやリノベーションなどの付加価値を付けて、再度販売することを目的としています。

売却期間の違い

売却期間にも大きく違いがあるため理解しておきましょう。
仲介の場合は、個人の買主を探すため、広告や宣伝などの売却活動をおこなわなければなりません。
そのため、一般的には3~6か月の期間を要する可能性があります。
また、物件の状態や立地によってはさらに時間がかかることもあるため注意が必要です。
一方で、買取の場合は個人の買主を探す必要はありません。
そのため、不動産会社と交渉がまとまり次第、すぐに売却することができます。
早ければ1週間程度で現金化することができるため、短い期間で迅速な売却が可能です。

仲介手数料の有無の違い

仲介の場合は、不動産会社を介して買主を探すために、買主と売買契約が成立すると仲介手数料が発生します。
仲介手数料は、売却価格によって異なり、価格が高くなるほど仲介手数料も高くなる仕組みです。
たとえば、2,000万円で売却した場合は、72万6,000円(税込み)ほどの手数料がかかります。
一方で買取の場合は、買主は不動産会社であるため仲介手数料を支払う必要はありません。

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仲介と比較した場合の不動産買取のメリット

仲介と比較した場合の不動産買取のメリット

仲介と不動産買取との違いがわかったところで、続いて仲介と比較した場合の不動産買取のメリットを解説します。

メリット①短期間での売却が可能

不動産買取の最大のメリットといえるのが、短い期間で売却できる点です。
不動産会社との買取金額の交渉がまとまれば、売買契約をおこないます。
そして、所有権を移す所有権移転登記手続きが終われば、現金が振り込まれ売却が完了します。
仲介と違い確実に売却することができるため、資金計画も立てやすい点もメリットといえるでしょう。

メリット②契約不適合責任が免責になる

不動産買取は、契約不適合責任が免責になる点もメリットです。
契約不適合責任とは、契約内容と違うものを売却した際に、売主が買主に対して負う責任のことです。
たとえば、雨漏りの事実があるにもかかわらずその事実を伝えずに売却した場合は、売主は契約不適合責任に問われ、補修を求められたり場合によっては契約解除されたりすることもあります。
一方で、不動産買取であれば買主が不動産会社であるため、契約不適合責任は免責になるメリットがあります。

メリット③近隣に知られることなく売却可能

不動産会社に仲介を依頼した場合は、広告やインターネット上で物件情報が公開され、広く世間に知られることになります。
また、週末などに内覧会などをおこなうと、近隣住民に売却することがわかってしまうでしょう。
もちろん、内密な売却をおこないたい場合など、売却活動を控えることはできますが、その場合は買主が見つかるのに時間がかかってしまいます。
一方、買取であれば不動産会社とのやり取りのみで済むため、近隣に知られることなく売却することができます。

メリット④仲介での売却が難しい場合でも買取できる

売却する物件のなかには、劣化が激しく仲介では買い手が見つからないケースもあるでしょう。
しかし、買取であれば原則としてどのような物件でも買い取ることができます。
不動産会社は、物件を売れやすい状態にしてから再度販売することを目的としているため、空き家や劣化が激しい場合なども買取できる可能性があるでしょう。

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仲介と比較した場合の不動産買取のデメリット

仲介と比較した場合の不動産買取のデメリット

一方で、仲介と比較した場合に不動産買取にもデメリットは存在します。
メリットだけでなく、デメリットについて理解したうえで売却方法を決めることが大切です。

デメリット①売却価格が低い

不動産買取の最大のデメリットは、売却価格が低くなる点です。
一般的には、市場価格の1~3割程度安くなることがあります。
売却価格が低くなる理由としては、不動産会社は買い取った不動産にリフォームなどの付加価値を付けるため、そのコストとリスクを考慮しているからです。
このため、できるだけ高い価格での売却を希望している場合は、不利な条件となる点に注意が必要です。
一方で、前述したように買取の場合は仲介手数料が不要なため、その点はメリットといえるでしょう。

デメリット②不動産によっては買取できないケースもある

物件の状態や立地によっては買取できないケースもある
不動産買取の目的は、あくまでも再度販売することを目的としています。
そのため、建物の老朽化や破損などであれば、リフォームなどをすれば良いため不動産買取することは可能です。
しかし、再建築不可物件など再び販売することが難しい場合は、不動産会社によっては買取できない可能性があります。
また、立地が悪く明らかに土地価格が低い場合や、大規模な修繕が必要なケースなども買取を断ることもあるため注意が必要です。
このように、必ずしも買取で売却できるわけではない点を理解しておきましょう。

買取がおすすめなケース

買取のメリットやデメリットについてご説明してきましたが、買取がおすすめなケースは以下のような場合です。

  • すぐにでも現金化したい場合
  • 劣化が激しい物件を売却する場合
  • 売却の事実を他人に知られたくない場合
  • 仲介手数料などを支払う経費が手元にない場合

このように不動産買取は、すぐに売却してしまいたい場合や、仲介でも売却が難しい物件の場合に選ばれることが多いです。
多少、売却価格が低くても、近隣に知られることなくすぐに売却を希望しているのなら、買取を検討しましょう。

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まとめ

不動産買取は、不動産会社に直接売却する方法で、売却期間も短く近隣住民に知られることが少ないといったメリットがあります。
一方で、買取は仲介と比べて売却価格が低くなる点に注意が必要です。
そのため、買取は多少売却価格が低くてもすぐに売却してしまいたい場合には、おすすめの売却方法といえるでしょう。
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