二世帯住宅は売れにくい不動産?売れにくい理由や売却のコツを解説

2024-10-22

二世帯住宅は売れにくい不動産?売れにくい理由や売却のコツを解説

この記事のハイライト
●二世帯住宅の種類は完全分離型・一部共有型・完全同居型の3つのタイプがある
●二世帯住宅が売却しにくい理由には需要が少ないこと、売り出し価格が高いこと、心理的瑕疵を連想させるなどがある
●二世帯住宅を売る際はリフォームをして一般的な一戸建てとして売り出す、収益物件として売り出す、買取によって売却するのがコツである

さまざまな不動産のなかでも、とくに売れにくいといわれているのが二世帯住宅です。
二世帯住宅は、構造が特殊かつ高額な費用をかけて建設しているケースが多いですが、売り出しても買い手が付かない可能性が高いでしょう。
そこで、二世帯住宅の種類や売却しにくいといわれる理由、そして売るためのコツを解説します。
静岡市駿河区を中心に葵区、清水区、焼津市、藤枝市で不動産売却をご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

\お気軽にご相談ください!/

二世帯住宅は売れにくい不動産?二世帯住宅の種類とは

二世帯住宅は売れにくい不動産?二世帯住宅の種類とは

二世帯住宅は、一般的な住宅と比べて売れにくいといわれています。
ここでは、そもそも二世帯住宅にはどのような種類があるのか見ていきましょう。

二世帯住宅の種類①完全分離型

二世帯住宅の1つ目の種類が親と子世帯がそれぞれ分離している「完全分離型」です。
完全分離型は、壁を左右で分離したり、階段で上下に分けたりしている住宅のことを指します。
玄関も親と子で別となっているケースが多いため、プライバシーが尊重されているのが特徴です。
このようなケースは、これまで別居していたり、お互いの生活空間を守りたいという方に適しているといえるでしょう。
一方で、コミュニケーションが取りづらくなる点がデメリットです。

二世帯住宅の種類②一部共用型

二世帯住宅の2つ目の種類は、一部分を共有スペースとして確保している「一部共有型」です。
一部共有型は、玄関、キッチン、浴室などの一部のスペースのみを親と子世帯で共有する住宅を指します。
リビングや寝室などのプライベート空間も確保しているため、程よい距離感を保てるのが特徴です。
また、完全分離型と比べると、建築コストや水道光熱費などを抑えられる点もメリットといえるでしょう。
一方で、浴室やキッチンなど利用する際の時間や使い方でトラブルが生じやすいといったデメリットもあります。
また、完全分離型よりもお互いの生活音が聞こえやすいといった特徴もあります。

二世帯住宅の種類③完全同居型

3つ目の二世帯住宅の種類は、多くの空間を共有する「完全同居型」です。
完全同居型は、寝室以外のすべての空間を親と子世帯で共有する住宅を指します。
つまり、キッチンや浴室、玄関だけでなく、家族がくつろぐリビングも共有する方法です。
完全同居型のメリットは、双方の距離感が近くお互いに助け合って生活できる点です。
また、どのタイプの二世帯住宅よりも建築コストを抑えられます。
一般的な住宅と間取りが変わらないため、将来的に子世帯のみで住む場合もリフォームせずに住み続けることができるでしょう。
一方で、プライバシーが薄れてしまう点は、デメリットといえるかもしれません。
とくに親世帯と子世帯で生活リズムが異なる場合は、生活音に注意しなければトラブルになる可能性もあるでしょう。

▼この記事も読まれています
収益物件の売却における査定の種類とは?査定時の注意点も解説

\お気軽にご相談ください!/

二世帯住宅が売れにくい不動産といわれる理由

二世帯住宅が売れにくい不動産といわれる理由

続いて、二世帯住宅が売れにくいといわれる理由について解説します。

理由1:需要が少ない

核家族が増える昨今では、そもそも親と別居する方の数は減少傾向にあります。
家の購入を検討している方の多くは、夫婦あるいはその子どもといった家族で住むことを目的としています。
そのため、二世帯住宅を購入しようと考える方はほとんどいません。
このように二世帯住宅は、需要が低く購入する方が限られるため、売れにくいとされます。

理由2:売り出し価格が高い

二世帯住宅は新築で建てた場合、一般的な住宅と比べると工事費が高額になりがちです。
そのため、売主としても低価格で売ることに抵抗を感じてしまいます。
つまり、売り出し価格が高いことが多く、購入希望者が現れても断念せざるを得なくなるのです。
このように売り出し価格が高額な点も、二世帯住宅が売却しにくい理由の1つです。

理由3:心理的物件などを連想させる

二世帯住宅は、親が亡くなったり、子世帯が離婚したりした際に売りに出されることが多いといえます。
買主側からしても、二世帯住宅が売りにされるのは、特殊な理由を連想してしまいます。
人の死は不吉なイメージがあるため、購入を敬遠されがちです。
とくに、年齢が高いほど購入時に縁起を担ぐ方が多いため、購入を警戒してしまいます。

理由4:購入希望者の生活スタイルにマッチしない

二世帯住宅は、建てる側の家族構成やライフスタイルに合わせて設計されています。
そのため、売主にとっては使いやすい住宅でも、買主にとっては利用しにくいケースもあるのです。
また、内装デザインが独特であれば、買主の好みと合わないケースも多く、売れにくくなってしまいます。
このように、売主に事情が反映されている、デザインが独特であるという理由で、購入を見合わせるケースがあります。

▼この記事も読まれています
マンション売却における固定資産税の精算とは?注意点も解説!

\お気軽にご相談ください!/

二世帯住宅のような売れにくい不動産をスムーズに売るコツ

二世帯住宅のような売れにくい不動産をスムーズに売るコツ

売れにくいとされる二世帯住宅を売るには、工夫が必要になります。
ここでは、二世帯住宅を売るためのコツを解説します。
おもな方法は以下の3つです。

  • リフォームして普通の一戸建てで売り出す
  • 収益物件として売る
  • 不動産会社に「買取」依頼する

それぞれのコツを見ていきましょう。

売るコツ①リフォームして普通の一戸建てで売り出す

二世帯住宅は、前述したように需要が少なく、売り出してもなかなか売却できないのが現状です。
そのため、二世帯住宅を一般的な一戸建てにリフォームして売り出すと、スムーズに売却できる可能性があるでしょう。
一般的な一戸建てであれば、これまで購入対象としなかった方からの需要も見込めるかもしれません。
ただし、リフォームには高額な費用がかかる点がデメリットといえるでしょう。
とくに、玄関が2つあるような場合は、1つに統一する必要があるため、1,000万円近くかかることもあります。
そのため、リフォームをして売り出すかは、仲介を依頼する不動産会社と相談しながら検討することが大切です。

売るコツ②収益物件として売る

二世帯住宅を居住用として売り出すのではなく、収益物件として売り出す方法もあります。
とくに完全分離型であれば、賃貸併用住宅や賃貸住宅、シェアハウスとして活用することができます。
収益が見込めると判断されれば、不動産投資家などに購入してもらえる可能性があるでしょう。

売るコツ③不動産会社に「買取」依頼する

二世帯住宅は、仲介で個人の買主を見つけるのは、なかなか難しいものです。
そのため、不動産会社による「買取」を検討するのもおすすめです。
買取とは、個人の方ではなく、不動産会社に直接売却する方法になります。
買取であれば、売却活動の必要もないため、最短で1週間から1か月程度で売却することも可能です。
また、売却時には多くの費用がかかりますが、それらの費用もほとんどかかりません。
ただし、買取は仲介と比べると価格が低くなりがちです。
そのため、多少安くなってでも、早期に手放したい場合に「買取」を検討してみると良いでしょう。

▼この記事も読まれています
市街化調整区域にある不動産は買取がおすすめ!理由や売却のコツとは?

まとめ

一般的に、二世帯住宅は売り出しても買い手が付かず、売れ残ってしまう可能性が高いといえるでしょう。
なぜなら、核家族が増えている昨今では、親と同居する二世帯住宅の需要は少ないためです。
そのため、二世帯住宅を売り出す際はリフォームを施したり、不動産会社による買取を検討してみることをおすすめします。
静岡市の不動産売却ならU2JAPAN株式会社へ。
静岡市だけではなく、焼津市・藤枝市と幅広い地域でのご提案が可能です。
経験豊富なスタッフが多数在籍しておりますので、お気軽にお問い合わせください。


ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

054-266-3500

営業時間
9:30~18:30
定休日
火曜日・水曜日

不動産知識

中古戸建

売却査定

お問い合わせ