不動産の買取再販とは?仲介との違いやメリットを解説

2024-09-24

不動産の買取再販とは?仲介との違いやメリットを解説

この記事のハイライト
●買取再販とは不動産会社が自宅を買取したあとにリフォームやリノベーションをおこなったうえで再販すること
●買主や不動産会社の収益が異なることなどが仲介との違い
●現状のまま売ることができることや内覧が不要になることなどがメリットだが買取価格が相場より安くなるといったデメリットもある

土地や建物といった不動産は、適した売却方法を選ぶことが、早期売却への近道です。
方法は仲介や買取、個人間取引など、さまざまなものがあります。
今回はそのなかの一つ、買取再販という売却方法について、仲介との違いやメリット・デメリットを解説します。
静岡市駿河区を中心に葵区、清水区、焼津市、藤枝市で、不動産売却をお考えの方はぜひ参考になさってください。

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不動産の買取再販とは?

不動産の買取再販とは?

まずは、不動産の買取再販とはなにかについて解説します。

買取再販とは?

買取再販とは、不動産会社が自宅を買取したあと、リフォームやリノベーションをおこなったうえで再販する業務形態です。
「購入・工事・売却」がセットになった不動産取引の方法で、自宅における売却方法の一つとなります。
国道交通省では、買取再販について下記のように定義しています。
不動産取引のノウハウを有する宅地建物取引業者が、住宅を取得し、効率的かつ効果的にリフォームやリノベーションをおこなったあとに販売すること
不動産会社が買取、再販する物件のことを、買取再販住宅と呼びます。
リフォームやリノベーションをおこなったあとに再販するので、最終的な購入者(買主)は、綺麗な状態の中古物件を購入することが可能です。

リフォームとリノベーションどちらにするかの判断基準とは?

買取をしたあと、リフォームとリノベーションどちらにするのかは、一般的に住宅の状態によって判断されます。
リフォームとは、古くなった設備を新品にしたり、剥がれたクロスや床材を張り替えたりすることです。
マイナスの状態をゼロに戻す原状回復のイメージで、新築に近い状態に戻すことを指します。
リノベーションとは、部分的な修繕だけでなく、間取りの変更や配管の交換などをおこなう大掛かりな工事のことです。
ライフスタイルに合わせた生活空間をつくったり、機能面を向上させたりして、住宅に新たな価値を持たせることをいいます。
マイナスの状態をプラスにするイメージで、現代的な住まいに再生する改修工事といえるでしょう。
リフォームとリノベーションの範囲は、住宅の築年数や条件によって異なります。
築年数が比較的新しい場合、リフォームのみで状態を改善できれば、リノベーションをおこなわず再販することも可能です。
一方、築年数が古ければ、間取りや配管などをすべて変える、フルリノベーションがおこなわれるでしょう。

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不動産における買取再販は仲介とはなにが違う?

不動産における買取再販は仲介とはなにが違う?

続いて、不動産における買取再販は、仲介とはなにが違うのかについて解説します。

違い1:買主が異なる

仲介との違いとしてまず挙げられるのが、買主が異なることです。
仲介とは、土地や建物を売りたい売主と、マイホームなどを購入したい買主をマッチングさせる業務形態となります。
そのため、買主は個人となり、不動産会社が仲介役となって取引を進めます。
一方、再販買取の買主は不動産会社です。
買取を専門とする不動産会社が、直接自宅を買取するため、仲介とは買主が異なることが大きな違いです。

違い2:なにが収益になるのか

違いとして、なにが収益になるかという点も挙げられます。
仲介の場合の不動産会社の収益は、仲介手数料です。
仲介手数料とは買主が見つかり、成約に至った際に発生する、不動産会社への報酬となります。
取引金額に応じて金額が決まり、売却する土地や建物の価格が高いほど、仲介手数料の金額も高額になります。
その反面、買取再販における収益は、仕入れと売り上げの差額です。
たとえば売った自宅が1,000万円で、再販価格が3,000万円だった場合、差額の2,000万円が収益になります。
ただし、買取後にリフォームやリノベーションをおこなう必要があるため、実際の収益は2,000万円を下回るでしょう。

違い3:成約までの期間が異なる

成約までの期間が異なることも、大きな違いの一つです。
先述のとおり、仲介では買主は個人となります。
そのため、買主を探すために、土地や建物の情報をインターネット上にアップしたりオープンハウスを実施したり、さまざまな販売活動をおこなうのが一般的です。
しかし、販売活動をおこなっても買主が見つかるとは限りません。
土地や建物は売りに出したからといってすぐに売却できるわけではなく、平均的な期間は3か月~6か月です。
一方、買取再販なら個人の買主を探す必要がないため、査定結果に納得できればすぐに売ることができます。
成約までの期間は、売却方法を選ぶ際の判断材料となるので、ぜひ押さえておきたいポイントです。

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買取再販業者に不動産を売却するメリットとデメリット

買取再販業者に不動産を売却するメリットとデメリット

最後に、買取再販業者に不動産を売却する、メリットとデメリットについて解説します。

メリット1:現状のまま売ることができる

メリットとしてまず挙げられるのが、現状のまま売ることができる点です。
仲介の場合、自宅の状態によってはリフォームやリノベーションをおこなわないと、買手が付かない可能性があります。
その分コストがかかり、手元に残るお金が少なくなってしまう可能性があるでしょう。
しかし、買取再販では引き渡したあとに不動産会社がリフォームやリノベーションをおこないます。
売主はなにも手をかけなくても、土地や建物を売却できるということです。

メリット2:内覧対応が不要になる

内覧対応が不要になることも、メリットの一つです。
仲介の場合、購入希望者が室内を見るために、内覧対応をおこなう必要があります。
スケジュールを合わせたり掃除をしたり、内覧に向けた準備をしなければなりません。
「内覧=その家に興味がある」ということなので、なるべく内覧を優先すべきといえます。
しかし、時間が取れない方にとっては、内覧のたびに準備が負担となってしまうこともあるでしょう。
買取再販なら、不動産会社が1度だけ現地を見たあと、査定額を算出するのが一般的です。
そのため、負担が少ない状態で売りに出すことができます。

メリット3:スムーズな現金化が目指せる

メリットとして、スムーズな現金化を目指せることも挙げられます。
先述のとおり、買取再販は仲介に比べると、成約までの期間が短くなるのがメリットです。
仲介の場合、そのときの社会情勢や需要の有無、立地などの条件によってはなかなか売却できないこともあります。
すぐに現金化したい場合は、仲介より買取を選ぶのがおすすめです。

デメリット:相場より安く売ることになる

デメリットは、相場より安く売ることになる点です。
先述のとおり、不動産会社にとっての収益は、仕入れと売り上げの差額となります。
収益を得るためには、仕入れを抑える必要があるため、どうしても売却価格が安くなってしまいます。

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まとめ

買取再販とは、不動産会社が自宅を買取したあとに、リフォームやリノベーションをおこなったうえで再販することを指します。
仲介との違いは買主が異なることや不動産会社にとっての収益の内容、成約に至るまでの期間などです。
現状のまま売ることができることや、内覧が不要になることなどがメリットですが、買取価格が相場より安くなるといったデメリットもあります。
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