2026-03-20
不動産を売ろうとお考えの方の中には、「いつ、どのように売るのが良いのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。近年の静岡市では、地価や需要の変化が複雑化しており、売却の判断がより重要になっています。この記事では、静岡市で不動産を売却するために知っておきたい基礎知識を、分かりやすく整理して解説します。これから売却を検討している方が、失敗や後悔を避け、納得のいく選択ができるようにサポートいたします。
まず、静岡市全体の地価傾向についてご紹介します。公示地価(2025年1月1日時点)では、静岡市の平均地価は1平方メートルあたり163,236円で、前年に比べ0.81%上昇しました。用途別では住宅地が+0.61%、商業地が+1.30%、工業地が+0.65%の上昇となっています。また、基準地価(2025年7月1日時点)の平均は174,681円/㎡、前年に比べ+1.11%でした。住宅地+0.81%、商業地+1.72%、工業地+1.01%と、いずれも堅調な伸びを示しています。
このような地価動向は、「市街地に二極化」が特徴です。葵区や駿河区の駅周辺では地価が上昇している一方、清水区や沿岸部・災害リスクのある地域では下落傾向が続いています。

| 項目 | 概要 | 最近の傾向 |
|---|---|---|
| 全体の地価 | 公示地価:約163,236円/㎡、基準地価:約174,681円/㎡ | いずれも上昇(公示+0.81%、基準+1.11%) |
| 商業地 | 公示地価+1.30%、基準地価+1.72% | 上昇傾向 |
| 住宅地 | 公示地価+0.61%、基準地価+0.81% | 緩やかな上昇 |
なお、最新のニュースでは、静岡市街地(葵区鷹匠・城東町など)において地価の上昇が特に目立ち、10年前と比べ坪単価が100万円未満から150~200万円程度に上がっているという指摘もあります。これは駅近くの利便性や再開発などの要因によるものです。
次に、市内のエリア別の需要特性について整理します。中心部や駅近エリアは交通アクセスや商業施設・文化施設が充実し、根強い需要があるため地価上昇が続いています。一方、郊外や沿岸部では、人口減少・災害リスク(津波や浸水)への懸念から需要が弱く、地価が伸び悩んでいます。
最後に、「今売るのか、将来売るのか」という判断についてです。現在のように市街地中心で地価が高止まりしている時期は、戦略的に売却を検討する好機といえます。しかし、将来も価値が維持されるかは、立地の特性(交通の利便性、災害リスク、行政の居住推進地区指定など)によります。
例えば、今後10年先も売却できる資産価値を保ちたい場合は、葵区などの中心地や居住推進地区に該当するエリアの方が安心です。一方、将来的に価値が低下する「負動産」のリスクがあるエリアは、早めに売却の意向を固めることも選択肢となり得ます。
静岡市で不動産を売却する際、主に「仲介」「買取」「空き家バンク」の三つの方法があります。それぞれに特徴があり、ご自身の状況に応じた選び方が重要です。
まず「仲介」では、不動産会社が一般市場で買主を探し、売却価格が相場に近いことが期待できます。ただし、価格交渉や内覧などの準備が必要で、売却までに平均3〜6か月かかるケースが多く、残置物の撤去なども求められることがあります 。
次に「買取」は、不動産会社や専門業者が物件を直接買い取る方法です。売却期間がスピーディーで、一般的には1週間から1か月ほどで手続きが完了することが多いです。また、荷物がそのままでも売却可能な場合が多いため、手間を省きたい方に向いていますが、仲介に比べると相場より安くなる傾向があります 。
最後に「空き家バンク」は、静岡市が運営する制度で、市街化区域内の活用可能な空き家を登録し、移住希望者などとのマッチングを図る仕組みです。市が広報してくれることで安心感があり、登録済みの物件を購入する買主には改修費用などの補助金が出る場合もあり、成約の後押しになるメリットがあります 。
| 売却手段 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 仲介 | 高値売却が期待できるが期間が長く、準備が必要 | 人気エリアで高く売りたい場合 |
| 買取 | 短期間で売却可能、荷物残置も対応可、価格は抑えめ | 早く現金化したい、手間をかけたくない場合 |
| 空き家バンク | 行政の安心感と補助金の活用が可能、登録に時間がかかる | 補助金を活用したい郊外の空き家など |
以上を踏まえ、「人気エリアの築年数の浅い物件で、少しでも高く売りたい」のであれば仲介が適しています。「すぐに現金化したい、荷物や状態に不安がある」という場合は買取が便利です。「補助金を活用しながら行政の力を借りたい場合」は、空き家バンクへの登録も選択肢になります。
いずれの方法を選ぶ際にも、お客様の負担を最小限にしつつ、納得できる売却につなげるためのご相談を、ぜひお気軽にお寄せください。

静岡市で不動産を売却される際には、まず「公示地価」や「基準地価」といった公的な価格指標と、実際の取引に即した「実勢価格(取引価格)」の両方を押さえることが基本です。2025年の静岡市における公示地価の平均は1平方メートルあたり約16万3,236円(坪単価約53万9,626円)、基準地価は約17万4,681円/平方メートル(坪単価約57万7,457円)となっており、いずれも前年より上昇傾向にあります。
一方で、実際の取引価格、つまり実勢価格はこれよりも低く、2024年第1四半期では1平方メートルあたり約12万1,420円(坪単価約40万1,388円)と、公示地価より約26~28%下回っています。これは、売却価格を考えるうえで、公示地価はあくまで目安、実勢価格を参考にしつつ、地域の相場を踏まえて慎重に設定するべきことを示しています。
価格を設定する際には、"高すぎず、安すぎず" を心がけることが肝心です。高すぎると「売れ残りリスク」が高まり、結局値下げを余儀なくされることがありますので、相場の上限に近いラインを狙いながらも買主様が検討しやすい価格を目指すのが賢明です。
さらに売却のスピード感に応じて戦略を変えることも有効です。急いで売りたい場合にはやや低めの価格設定が効果的ですが、じっくり高値を狙う場合には、購入希望者の動向や市場状況を見ながら慎重に設定するのがおすすめです。
以下に、価格の基準と戦略の違いを整理した表を掲載します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公的指標 | 公示地価:約53万9,600円/坪、基準地価:約57万7,400円/坪(2025年) |
| 実勢価格 | 約40万1,400円/坪(2024年第1四半期) |
| 価格設定戦略 | 相場の上限付近を狙いつつ、買主が検討しやすい価格を設定 |
不動産を売却した後に負担する税金や、確定申告の流れ、節税につながる制度について、静岡市で売却をお考えの方に向けてわかりやすくご説明いたします。
| 項目 | 内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 確定申告の期限 | 売却の翌年の2月16日〜3月15日 | 特例適用や利益の有無に関わらず申告が必要です。 |
| 3,000万円特別控除 | 譲渡所得から最大3,000万円を差し引ける制度 | 自宅の売却が対象。損益ゼロにできることもあります。 |
| 譲渡所得税率 | 所有期間5年超:20.315%、5年以下:39.63% | 税率が大きく異なるため、売るタイミングが重要です。 |
まず、売却後には原則として「譲渡所得」が生じる場合、翌年の2月16日から3月15日までに確定申告を行う必要があります。また、たとえ譲渡所得がなくても「3,000万円特別控除」などの特例を利用する場合にも、申告が必須です。申告を怠ると、税務署から過大な納税通知やペナルティが届くおそれがあります。適用には必要書類の提出も欠かせませんので、スケジュールと必要書類の準備を早めに進めましょう(例:譲渡所得が0円でも申告義務あり)。
つづいて、代表的な節税制度として「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除」があります。これは、ご自宅を売却する際、譲渡所得から最大3,000万円までを差し引くことができ、譲渡所得がこれ以下であれば税金はかかりません。たとえば、譲渡所得が850万円であれば、控除によって課税所得は0円となり、税金は発生しません。
さらに、所有期間が重要なポイントです。売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超えていると「長期譲渡所得」の扱いとなり、税率は約20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%)です。これに対し5年以内は「短期譲渡所得」とされ、約39.63%(所得税30%+復興特別所得税0.63%+住民税9%)の税率が課されます。所有期間によって税率はほぼ倍ほど異なるため、売却前には慎重に検討することをおすすめします。
最後に、これらの制度を正しく活用するためには、譲渡所得の計算式の理解が重要です。「譲渡所得=売却価格―(取得費+譲渡費用)」で計算した利益をもとに、税金の計算や特例の適用可否を判断します。必要書類(住民票の写し、譲渡所得の内訳書など)を事前に整理し、税務署へ確実に申告を行えるよう準備しておきましょう。
静岡市で不動産の売却を検討する際は、市場の動きやエリアの特性を理解し、ご自身の状況に適した売却手段や価格設定を選ぶことが大切です。また、売却後の税金手続きや特別控除についても早めに把握しておくと安心です。不動産売却は複雑に感じられるかもしれませんが、基礎をしっかり押さえることで納得できる取引に近づくことができます。初めての方も安心して一歩ずつ準備を進めていきましょう。

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