静岡市で空き家放置はどんなリスクがある?売却や管理の注意点も紹介

2026-01-15

静岡市で空き家をそのままにしてしまっている方はいらっしゃいませんか。空き家の放置は、思わぬトラブルや負担を生むだけでなく、知らないうちにご自身やご家族、近隣住民にまで影響が及ぶこともあります。この記事では、空き家を放置することによって発生するリスクや、静岡市ならではの行政の対応、放置が不動産売却に及ぼす影響、そして今すぐ実践できる対応策について分かりやすく解説します。まずは空き家を放置することでどのようなリスクが生じるのか、一緒に考えてみましょう。

空き家を放置することでどのようなリスクがあるか


静岡市で空き家を放置すると、さまざまなリスクが広がります。まず、固定資産税や都市計画税に関してですが、本来住宅用地としての特例が適用されることで税負担が軽減されている土地でも、窓や壁が破損するなど管理が不十分な「管理不全空家」として行政の指導や勧告を受けると、住宅用地の特例が解除され、固定資産税・都市計画税が約4倍に増加する可能性があります(表1参照)。



項目内容影響
税制特例の喪失住宅用地の軽減措置が適用されない固定資産税・都市計画税が約4倍に増加
老朽化による事故外壁や屋根の破損・落下、倒壊の恐れ近隣へ危害や損害賠償リスク
衛生・治安リスク不法侵入、火災、ゴミ投棄、害虫発生など近隣住民とのトラブルや景観悪化

次に、老朽化による事故のリスクとして、外壁や屋根瓦、雨どい等の破損・落下や倒壊などにより、周囲の方に危害を及ぼし、損害賠償責任を問われる可能性があります。加えて、衛生や治安の面では、不法侵入や火災、ゴミの不法投棄、害虫の発生といった問題が放置された空き家で増加し、近隣住民とのトラブルや地域の景観悪化につながります。

静岡市における具体的な制度・行政の対応状況

静岡市では、「空家等対策計画(2023~2032年度)」を策定し、市内全域の空き家問題に対応しています。この計画は、適切な管理が行われない空き家による生活環境悪化を防ぐための基本方針を明記し、管理不全空家等の発生抑制、活用促進、行政による指導・勧告、無料点検などの対策を網羅しています。対象は、市全域で所有者への周知啓発や助成制度の拡充に取り組んでいる点が特徴です。

管理不全空家・特定空家への対応については、所有者に対し改善の指導を行い、それでも改善が見られない場合には勧告といった強い措置が実施される流れが定められています。また、市は無料点検によって、近隣への影響を未然に防ぐ施策も講じています。

さらに、静岡市では「空き家なんでも相談窓口」を設け、インターネット・電話・窓口で相談内容に応じた適切な支援につなげる体制を構築しています。相続や売却希望、整理方法に関する相談など、あらゆる悩みに対応しており、相談は無料です。

加えて、「空き家に関するワンストップ相談会」も定期的に開催されており、弁護士、司法書士、宅地建物取引士、建築士、税理士など、多様な専門家による相談が可能です。対象は市内外を問わず、30分枠で無料相談できるため、遠方にお住まいの方や初めての対応でも安心です。

以下に、静岡市の支援体制を分かりやすく表形式でまとめます。


支援・制度名 内容 メリット
空家等対策計画(2023~2032年度) 管理不全空家への指導・勧告、無料点検、活用支援 生活環境の保全と所有者への負担軽減
空き家なんでも相談窓口 インターネット・電話・窓口での相談受付 幅広い相談に対応、気軽に利用可能
ワンストップ相談会 専門家による無料相談(売却・税金・相続など) 多方面の問題を一度に相談できて効率的

空き家放置のリスクが売却に与える影響

空き家をそのまま放置すると、売却時にさまざまな負の影響が現れます。まず、長年にわたる老朽化や劣化によって建物の魅力が低下し、結果として資産価値も下落します。築年数が経過した建物は評価が下がり、修繕費用も高く見積もられるため、売却価格はどうしても低くなってしまいます。静岡市においても、空き家放置による資産価値の低下は深刻な問題として挙げられています。

さらに、近隣とのトラブルや行政による指導・勧告の対象になることで、売却の心理的・手続き的な障壁が増大します。たとえば、草木の繁茂や害虫の発生、不法侵入などが近隣の不安を招くことで、売却手続きがスムーズに進まないケースもあります。このような状況では、購入希望者が敬遠する可能性が高くなります。

相続後に空き家のまま放置すると、将来的にさらなるリスクが積み重なります。特定空家に指定されると、住宅用地の特例が解除され、固定資産税が最大6倍に跳ね上がることもあります。また、相続開始から一定期間を過ぎると譲渡所得の特別控除が使えない場合があり、売却による税務上のメリットも失われます。

リスク項目具体例売却への影響
資産価値の低下老朽化や劣化で評価減売値が下がる/買い手がつきにくい
心理的・手続き的障壁近隣トラブル、行政勧告交渉が難航、手続きに時間がかかる
将来の税負担の増加特定空家指定で税6倍、控除対象外保持コスト増、売却時の税負担増

静岡市で不動産を売りたい方が取るべき早期対応策

静岡市で空き家をお持ちで、不動産売却を考えている方に向けて、早めに押さえておきたい対応策をご紹介します。

まずは、空き家の現状を正しく把握することが不可欠です。建物や敷地の老朽化状況、雑草や樹木の繁茂、雨漏りや設備トラブルなどを実際に確認し、写真やメモで整理しましょう。これにより、売却前のメンテナンスや管理の優先順位が見えてきます。特に遠方にお住まいの方や高齢で現地の確認が難しい場合は、市が開催する「空き家に関するワンストップ相談会」などを活用することで、司法書士や宅地建物取引士、建築士ら専門家のアドバイスを得ることができます。相談は無料で、遠隔地からの参加も可能です(例:令和8年1月開催予定)。

次に、市の相談窓口を積極的に利用しましょう。「空き家なんでも相談窓口」では、相続や売却に関する疑問、管理の方法、枝木や境界線の相談などあらゆる悩みに対応してくれます。インターネットや電話、窓口での相談が可能ですので、ご自身の都合に合わせて利用でき、早期の行動につながります。

さらに、遠方や高齢などで自己管理が難しい場合は、管理代行や専門家への相談も検討しましょう。例えば、富士市の事例ではシルバー人材センターによる管理代行の活用や、解体に際しての補助制度の案内があります。静岡市でも同様の支援制度や専門家紹介が行われている可能性が高く、まずは住宅政策課に相談し、必要な対策を進めるのが安心です。

以下は主な対応策をまとめた表です。


対応策 内容
現地確認・状態把握 建物・設備・敷地の状態を写真やメモで記録し、優先対応を整理
市の相談制度の活用 無料相談会や相談窓口を活用し、専門家や行政からの助言を得る
管理代行や専門家相談 遠方・高齢の方は管理代行や専門家紹介を通じて適正管理へ対応

これらの早期対応を通じて、空き家の資産価値を維持し、安全な売却につなげることが可能です。まずは現状を把握し、市の相談窓口や制度を利用して行動を開始されることをおすすめします。

まとめ

空き家を放置することは、税負担の増加や近隣への危険、治安・衛生の悪化といった多くのリスクを招きます。また、静岡市では空き家問題にしっかりと取り組むための制度や支援体制が整っていますが、放置による資産価値の低下や売却時の障壁が生じる恐れがあるため、早期に行動することが肝心です。ご自身の大切な資産を守るためにも、管理状態の把握や行政のサポートを活用し、適切な対応を検討しましょう。空き家の将来的なリスクを回避するために、少しでも早く相談・対策を始めてください。

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